SMARTゴールの意味と使い方、事例

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SMARTゴールというものはご存知でしょうか?SMARTゴールとは目標設定の方法ですが、目標達成のためにPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルやKGI(ゴール目標)、KPI(プロセス目標)といった手法を取り入れている企業などはSMARTゴールも取り入れているところは多いと思います。

目標設定が明確ではなく、ただなんとなく「こうなりたいな」そんな会社だったら社員はどこを目指していいのかわからなくなってしまいますよね?それでは会社として求める成果は得られません。当たり前のように思いますが、意外と曖昧な表現が多い日本。あなたの会社では目標設定が曖昧にはなっていないでしょうか?成果(ゴール)に辿り着く為にはまずは目標設定(スタート)が肝心です。

人の歴史で言えば、偉人達は「オレはこうなる」とよく宣言して本当に成し遂げてしまいますよね。偉人達は確かに才能もあったのかもしれませんが、もしかしたらこの目標設定を上手く設定していたのかもしれません。

SMARTゴールとは決して、「スマートにゴールを設定しよう」なんて曖昧な方法ではなく、明確な目標を達成し、そして成果を出していく。企業として絶対的に必要なプロセスを踏むための目標設定方法です。会社など組織のマネージャー、管理職の方々や組織の運営を担う方でお悩みの方は、ぜひ一度「SMARTゴール」を使い目標設定は間違っていないか確認してみても良いかもしれません。

ここではそんな成果へ確実にコミットするための目標設定「SMARTゴール」の意味、使い方をわかりやすく、事例も含めて説明していきます。


1.SMARTゴールとは

SMARTゴールの「SMART」とは目標設定時に押さえておくべき5つのポイントの頭文字をとったものです。つまりSMARTゴールとは目標設定に必要な5つのポイントを満たしたゴールという意味になります。

この5つのポイントを押さえることによって明確な目標設定ができ、ゴールまでのスピードが加速します。

「SMART」の5つのポイントの取り上げる語は、人によっても様々ですが、ここでは次の5つで説明していきます。

「SMARTゴールの目標設定」

S Specific:具体的である

M Measurable:測定可能である

A Attainable:達成可能である

R Relevant:適切である

T Time:期限付きである

となります。それでは順を追って説明していきます。わかりやすいように具体例は皆さんも一度は取り組んだことがあるであろうダイエットを例にして説明していきます。

 

「Specific:具体的である」

曖昧な表現ではなく、明確で具体的な目標設定であるかが1つ目のポイントになります。ダイエットで言うと「ダイエットして5㎏痩せよう」と目標を立てる人がほとんどだと思います。しかしこれは明確な目標とは言えません。ここで使うと良いのが、報連相でも良く言われる「5W1H」です。

Who:誰が、What:何を、When:何のために、Where:どこで、How:どのようにです。

5W1Hで設定すれば、誰でもわかる明確な目標が設定できることでしょう。先ほどのダイエットですと、「私は、体重を、彼氏と海に行く8月10日までに、ジムに週3回1時間ずつ通って、5㎏痩せる」となります。どうでしょうか、このくらい明確になっていれば目標を見失うことはありませんよね。

「Measurable:測定可能である」

2つ目のポイントは、測定可能であること。つまり数字で確認できる目標になっているかが重要なところになります。数字で確認できると具体的なアプローチ方法を決めるのにも役立ちますし、モチベーションも維持しやすくなります。

先程の例で言えば、目標の8月10日まであと10日で2㎏しか痩せられていないとします。ダイエットを始めたのが10日前だとしたら、単純計算すると今までと同じやり方ではあと10日しかないので2㎏しか痩せられない目標達成ができないので違うアプローチを考えなければなりません。

このように期限や体重のような達成目標が数字で確認できるものでないとアプローチ方法を具体的に見直すことができません。また、今どれだけ達成できたのかが明確に数字ででるので達成感が生まれ、モチベーションがあがります。

「Attainable:達成可能である」

設定した目標が達成可能であるかが、3つ目のポイントです。これは目標設定が高すぎないか確認することになります。ただ低すぎる目標でもいけないので注意が必要です。高すぎて達成が無理な目標にしてしまうとそもそも意欲が湧かない目標となってしまいます。また低すぎても意欲は湧きません。

ダイエットの目標体重を1週間で10㎏なんて設定してしまったら始める前から「無理だろ」となってしまいますよね。低すぎる例だと、1カ月で1㎏程度なら最初の何週間はサボっても1週間も頑張ればできてしまいます。

それでは目標に向かっていくモチベーションが維持できず、継続的活動にも繋がらないので、良い目標にはなりません。頑張れば達成できることがしっかりイメージできる目標が良いでしょう。

「Relevant:適切である」

4つ目のポイントは目標が適切であるかです。これは目標実行前には絶対に外すことができない重要な部分になります。

先ほどからのダイエットで言えばそもそも5㎏痩せるのが本当に必要なのかを見極めなければいけません。1つ目のポイントの例で挙げましたが、彼氏と海に行くためにと目標を立てましたが、これは彼氏に良く見られたいがための目標です。

ところが、彼氏はあなたにこれ以上痩せてほしくないとします。そうなればそもそもこの目標は適切でないとなります。

目標はスタートからゴールまでを決めて、達成できるようにアクションしていくことですが、ここではそもそもその目標が、「目的」に沿っているか確認するものになります。ビジネスで言うと、企業の向かう方向(目的)に沿っていない目標設定では、どんなに目標を達成することが良いことであってもそれが企業にとって適切とは言えません。つまり目標単体ではなく、全体を見渡し決定することが必要ですので注意しましょう。

「Time:期限付きである」

最後の5つ目のポイントは、期限が適切に設定されているかの確認です。ここで気をつけないといけないのが、曖昧な表現は使わないことです。

ダイエットの例で言うと、「8月10日までに5㎏痩せる」の8月10日の部分になります。これが「夏まで」となってしまうと取り組むのが遅くなったり、途中評価をしてアプローチを変えるといった具体的なアプローチ方法が正確に取れなくなってしまいます。

ここで付け加えると、途中経過を評価する時期も決めておくと良いです。目標の期限最後の日に評価するだけですと、達成できていなかった場合はそこから目標修正が始まりますが、途中で評価を入れることで修正時期が早まり、決められた期限での目標達成が期待できます。

いかがでしょうか?わかりやすいようにダイエットの例をあげましたが、この5つのポイントを踏まえた「SMARTゴール」を設定することにより、目標への道のりが明確になり、進むべき道が見えるので達成スピードが上がるはずです。そしてゴールがイメージできる社員達はモチベーションも上がることでしょう。


2.SMARTゴールの実用例

それではSMARTゴールを実際の会社などの例に当てはめてみましょう。

「営業職の場合」

営業職において、目標設定は非常に重要な部分と思いますが、明確な目標になっているでしょうか?

例えば、「今月の売り上げは300万円を達成する」等の目標設定で終わっている方は要注意です。これではどれくらい訪問すればよいか、何件の契約を取らなければならないのか、具体的な動きが見えてきません。この目標設定では曖昧な動きしかできないために結局は努力がどうこうといった根性論になりがちです。SMARTゴールを使った良い目標設定はどうなるかと言うと、「今月30日までに売上を300万円達成するために、50件の訪問を行い、30件の契約を取る」まで具体的に落とし込む必要があります。

大体何件の訪問に対して、契約が何割の確率で取れるか等は過去のデータを遡ればわかるはずですので、そこから具体的な数値で目標設定を行うことで、あとは目標通りの行動を起こすだけです。

「商品販売の場合」

商品販売をしている会社ではマーケティングにしっかり取り組んでいることと思いますが、目標設定を誤っているが為になかなか売り上げが伸びないといったところもあるようです。

例えば「今週のセールは売上を去年のセールの倍にする」こんな目標を管理職が言っていては、実際に目標に向かってアクションを起こす部下が困ってしまいます。去年はこれが悪かったから今年はこうしようといった、どういった戦略でマーケティングを行っていくかを、SMARTゴールを使い具体的に目標へ落とし込まなければいけません。「売り上げを去年のセールの倍の○○円にするために、去年よりチラシの発行部数を1万部増やす、SNSでのお知らせを去年より増やし週1更新にする、、、」など具体的に達成していける目標設定にしましょう。

SMARTゴールで目標設定をすれば、おのずと進むべき道が見えた部下は成果に向かって迷うことがないので、最短距離で進んでいくことでしょう。


3.終わりに

SMARTゴールの重要性をわかっていただけたでしょうか?会社としての成果を出していくうえで重要な目標設定にぜひ取り入れてみて下さい。今の目標ももしかしたらSMARTゴールを使うことで、より具体的な目標にブラッシュアップできるかもしれません。

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